「欧州から愛をこめて」の脚本と演出を受け持ったディレクターは「"歴史ドキュメンタリーにすべく準備にかかりました。ドキュメンターともドラマともつかぬ、あいまい轟(もこ)の世界の面白さは、僕の関心のすべてを奮、その独特の表現に夢中になりました。しかし、まだドキュメンタリードラマ"とやつ言葉もはやっていなかった時代、その箪な世界をわかってもらうために、自分で脚本を書かざるを得なかった」と当時を語ったそうです。
第2次世界大戦中の欧州において、ひそかに終戦工作を進めていた肇武官の藤村義朗氏が、ベルリンやスイスで大変苦労した実話に基づいた作品であり、当時蔑だった藤村昏身と藤村氏にふんした俳優の仲代達矢がいっしょに出演するという画期的なドキュメンタリードラマでした。