気になったドラマがあります。それは、「欧州から愛をこめて」。
「12月18日の夜7時30分から、テレビを見るために時間をあけてください。テレビは酒のツマミとは思うのですが、不本意ながら、酒も飲ませたくない番組です。私たちとしてはまばたきひとつ許したくない気持です」
「12月18日夜の予定表に『TVを見る』と書いて下さい。不思議な新鮮さをTVに感じられるでしょう。たちはそれにこたえます。プロデューサー萩元晴彦」
この2つの文章は、日本テレビ"木曜スペシャル"「太平洋戦争秘話緊急暗号電・祖国ヨ和平セヨ/欧州から愛をこめて」を、昭和50年に放送する直前、この番組を制作したテレビマンユニオンが「制作ニュース」にのせた激文(げきぶん)であり、彼らがいかに組織力と想像力をあげて制作、それを情熱的に世に問おうとしたかがわかります。