この年齢での子どもたちの間では、女の子の方がはるかに早熟で、しかも弟や弟の友だちを上から押さ、兄こんでいるものです。
おとなになりかかる男の子にとって、こういう女の子はほのかな情緒を誘うと共に、母親から自立していくための大きなきっかけとなる・この作品では、女性の問題はまだそんなに大きくクローズ・アップされていません。
しかし、兄さんのスペソサーが、母親を卒業してガール・フレンドとの交際に自然に移っていくあたりや、クーキーを囲んで、子どもたちがお互いにさやあてをする描写など、子ども時代の男女のつき合いから、次第に大きなドラマ性を秘めたおとなのつき合いに変わっていく心理過程が見事に表現されています。