団地の仲間の新入りであるマークにはなかなかやさしい。
帰る時にはよく途中まで送ってきてくれます。
その上、柵にかけておいて裏地をとげにひっかけて破いてしまったマークの御自慢の上着を、わざわざ針と糸を持ってきて、つくろってくれた。
ところが、そのためにマークがゲームをちょっと中断したことから、双子の弟たちが、まず騒ぎだした。
「おいクーキー、おまえがマークといちゃいちゃするために、ぼくたちがみんな試合をやめて待たなくちゃならないのかい?」
たちまちみんなが、「いーいそ、いいそ」とはやしたてだした。